マーク金井の試打インプレッション

本間ゴルフ TW717 455 ドライバー

2013/04/23 09:00

構えてみると?

体積は455CCと大きめだが、塊感がありすっきりとしている

今まで“おじさんゴルファー向け”のイメージが強かった本間ゴルフだが、今回試打するツアーワールドは従来モデルとコンセプトがまったく異なる。「熱意系」というキャッチコピーが表すように、ツアープロが実践で使える正真正銘のアスリートモデルだ。ドライバーのヘッドは3種類ラインアップされているが、今回試打するのはヘッド体積が455CCの「455」。

ヘッドは投影面積は小さめで塊感が強い。形状はすっきりした丸形。特徴的なのがフェースの厚み。定規で測ると約60ミリ。今どきのドライバーの中ではかなりのディープフェース。そしてクラウンも膨らんでいるので迫力満点だ。構えただけで、ハードヒッター御用達であることがビンビン伝わってくる。対象ユーザーが明確に分かるデザインは、これまでのホンマと一線を画している。もちろん視覚効果だけではない。フェースがここまでディープだと必然的に重心が浅めになる。これによって低スピン弾道が打ちやすく、そして操作性も高まる。同じブランドの「TW717 460」に比べるとフェースは左右方向には広がっていない。大型ヘッドだが重心距離を短くしたいという意図も強く感じられるデザインだ。

ソールデザインは力強さや迫力を感じさせるグラフィックが採用され、これまた熱意を感じさせてくれる。ヘッドだけでなくシャフトもハードだ。純正Sシャフトをワッグルしてみると、「これってXじゃないの」と勘違いするぐらい剛性感がある。

ヘッドもシャフトも、かなり硬派なクラブであることが伝わってくる「TW717 455」。見た目通りハードなのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。

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本間ゴルフ
発売日:2013/02 参考価格: 86,400円