マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド ロケットボールズ ステージ2 ドライバー

2013/05/14 09:00

構えてみると?

幾何学的なデザインが施されたクラウン

フェアウェイウッドで一世を風靡したRBZ。飛距離にこだわって生まれたブランドであるが、その2代目モデルとなるのが今回試打する「ステージII」だ。

前作同様、ヘッド色はホワイト。初代はグリーンがアクセントカラーとなっていたが、2代目はイエローがヘッドやシャフト、そしてヘッドカバーにあしらわれている。またクラウン部分にはR1同様、ど派手なグラフィックが描かれている。テーラーメイドのドライバーにはシャフト脱着方式の弾道調整機能(可変機能)がついているが、このステージIIには、重心位置、フェース向きの調整機能は省かれている。

体積はルール最大級の460CC。R1に比べるとフェース高さはほんの少しシャロー。定規で測ってみると約56ミリあり、ヘッドは丸型で投影面積が大きい。奥行きの広がりを感じる形状で重心の深さを感じさせるデザインだ。そしてR1に比べると、初代RBZ同様、フェースが面長。重心距離を短くすることよりも、慣性モーメントの増大(ミスに対するやさしさを)を優先している意図が窺える。

ソールデザインは調整機能が省かれていることもあってシンプル。中央にRBZのロゴが大きくあしらわれ、フェース面寄りに重量ネジが埋め込まれている。視覚的に重心を浅くしていることをアピールしている。FWは浅い重心にこだわって設計されているが、果たしてドライバーはどこにこだわって設計されているのか?じっくりテストしてみたいと思う。

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テーラーメイド
発売日:2013/02 オープンプライス