マーク金井の試打インプレッション

USTマミヤ マイアッタス ジェネレーションII プロトタイプ

2013/07/02 09:00

シャフトの挙動

シャフト試打で使うヘッドは「テーラーメイド グローレ」ヘッドが軽めなので46インチの長尺仕様で組み上げるのに適したドライバーだ。ワッグルすると手元がしなり中間部分はあまりしならない。挙動的には同社のアッタス4Uに近い感じである。メーカー側は50g台のX相当だと言っているが、そこまでの硬さは感じない。

アイアンでウォームアップして、ヘッドスピードを45m/sぐらいで打ってみると、1発目からぶっ飛び弾道。シャフトの弾き感がとにかく鋭い。タイミング良くインパクトを迎えるとボールは力強く飛び出す。ヘッドスピードを46m/s以上に上げていくと、さらにシャフトの挙動が鋭くなり、270ヤードを軽く越えていく。スピンも少ないから落ち際まで弾道が衰えない。

アッタス4U同様、シャフトの中間剛性を上げることで弾き感を出しているが、マイアッタス ジェネレーションIIの方が弾き感が断然鋭い。しなり戻りの加速感も増している。もちろん挙動がシャープなわけだから、メリットばかりではない。スイング軌道が不安定なゴルファーには、挙動が少しピーキーに感じるだろう。

弾道計測してみると、46インチの長尺効果でヘッドスピード、そしてボール初速が確実に上がっている。ドラコンを狙うつもりでマン振りしてみたら、ヘッドスピードが50m/s近く出たのには驚いた。もちろんボール初速も上がり、飛距離もグンと伸びている。弾道計測すると、打ち出しはやや低めで、低スピン弾道。シャフトの先端剛性が高いのでフェースの上側でボールをヒットしやすく、それが低スピン弾道につながっているようだ。

シャフトを計測してみると?≫
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