マーク金井の試打インプレッション

三菱レイヨン ディアマナ Wシリーズ

2013/10/01 09:00

クラブを計測してみると?

60Sの振動数は254cpmと一見軟らかめかと思われるが、センターフレックス値は4.52と高く、手元調子のしっかりしたシャフトだ

60g台のSは振動数が254cpm。振動数は低めだが、センターフレックス値は4.52と高い。60g台のRは振動数が238cpmでセンターフレックス値が3.99。アフターマーケット用シャフトとして振動数は低めだが、決して軟らかいシャフトではない。センターフレックス値が示すようにシャフトの中間部分から先端側は硬めに仕上がっており、これにより左へのミスが出づらくなっている。RとSの振動数の違いは14cpm。フレックスによる手元側の硬さの違いは平均的だ。

剛性分布(硬さの変化の分布)については、手元剛性が低く、中間から先端剛性が高い。これによりヘッドがアッパーに動きづらい分だけ弾道を低く抑えることができ、低スピン弾道が打ちやすくなっている。

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【シャフト計測データ】
60R:長さ45インチ/重さ313.9g/バランスD3.5/振動数238cpm/センターフレックス値3.99
60S:長さ45インチ/重さ316.1g/バランスD4/振動数254cpm/センターフレックス値4.52
(※ヘッド:テーラーメイド R11 ドライバー/ヘッド重量198g、接着寸35mm)

【適正ヘッドスピード】
60R:40~44m/s
60S:44~48m/s

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三菱ケミカル
発売日:2013/09 参考価格: 42,000円