藤倉ゴム工業 モトーレ スピーダー 661(2013年)
2013/11/05 09:00
シャフトを計測してみると?
60g台の661Sは振動数が255cpm。振動数はやや低めだが、センターフレックス値は4.35と平均的な硬さだ。50g台の569Sは振動数が252cpmでセンターフレックス値が4.11。アフターマーケット用シャフトとして振動数はやや低めで、しなりが大きい部類のシャフトである。センターフレックス値は振動数に対しては硬くないので、弾き系というよりは粘り系に属する。ただし、しなり戻りが猛烈に早い。このしなり戻りの速さを「弾き」と感じるゴルファーも多いだろう。
剛性分布(硬さの変化の分布)については、手元剛性が高く、中間から先端剛性が低い。これによりシャフトはムチのような挙動になりやすく、タイミング良くシャフトをしなり戻らせることができるとヘッドスピード、ボール初速が上がり、捕まりの良い弾道が打ちやすくなる。
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【シャフト計測データ】
661(S):長さ45.5インチ/重さ313.5g/バランスD3/振動数255cpm/センターフレックス値4.35
569(S):長さ45.5インチ/重さ304.6g/バランスD2.5/振動数252cpm/センターフレックス値4.11
(※テーラーメイド グローレ ドライバー/ヘッド重量195g、接着寸35mm)
【適正ヘッドスピード】
661(S):44~49m/s
569(S):43~48m/s