マーク金井の試打インプレッション

グローブライド オノフドライバー 赤(2014年)

2014/01/14 08:00

打ってみると?(弾道は)

試打クラブはロフト9度。シャフトは純正のS(MP-514D)9度表示でリアルロフトは9.5度。フェースアングルは見た目通りスクエアで-0.75度。シャフトはワッグルする中間から先端側がグイッと大きめにしなる。硬さの目安となる振動数は240cpm。市販のアベレージゴルファー向けのSとしては平均的な硬さだ。クラブ重量は297.9gでバランスはD2。長さは実測値で46インチだった(60度測定法での計測)。

まずはシャフトに合せてヘッドスピードをやや落して打ってみた。パスンとやや乾いた金属音とともに中弾道で打ち出された。弾道は軽いドロー。460CCにしてはヘッドが返りやすく捕まりがいい。シャフトも先端側が良く動き、ヘッドの返りやすさを促進しているのが手に伝わってくる。

フェースの中央付近で捕えた時の弾道を計測すると、スピン量は2500~2800回転。前作と比較するとスピンが減った弾道が打ちやすい。リアルロフトが少なめなこともあってキャリーだけでなくランも出やすくなっている。フェースのやや上側で捕えると2100~2500回転。このスペックだと、ヘッドスピード43~44m/sぐらいだとキャリーとランの比率が理想的で、効率良く飛距離を稼げる。そしてメーカーの意図通り、前作よりも低スピン化しているのがハッキリとデータでも証明された。

シャフトは、ダウンからインパクトにムチのようなしなり感が味わえる。切り返しでは中間部分がやや大きめにしなり、ダウン以降はムチのようにダイナミックに動く。シャフトの先端側のしなり量が多く、インパクトゾーンではヘッドがピュッと走る。従来モデル同様、ヒッターよりもスインガーと相性が良いシャフトだ。

従来モデル同様、スライサーにもつかまった球が打ちやすいオノフ 赤。見た目通りに重心の深さでやさしさがアップし、顔付きがスクエアになったことで多くのゴルファーが構えやすくなっている。2014年モデルはキャリーだけでなくランでも飛距離を稼げるドライバーだ。

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グローブライド
発売日:2013/11/19 参考価格: 82,080円