ナイキ VR_S コバート 2.0 ドライバー
2014/01/28 08:00
クラブを計測してみると?
10.5度のノーマルポジションだと、リアルロフト角が11.5度でフェース向き(フェースアングル)が?0度。ライ角は58.75度で重心角は24度。同じロフト角で捕まるポジションに変更するとフェース角は+1度なってリアルロフト角が12.5度となる。捕まらないポジションに変更すると-0.5度となってリアルロフト角が11度となる。捕まり具合を変更すると、それに連動してリアルロフト角も少し変わってくる。計測器との相性もあると思われるが、フェース向きを変えるとリアルロフト角にも少し影響が出る。
続いて、ロフト角を変更してスペックを計測してみると、8.5度に調整するとリアルロフト角は9.5度、フェース角は-2度。12.5度に調整するとリアルロフト角は13.25度、フェース角は+1.5度となった。こちらも、ロフト角を増減させるとそれに連動してフェース角も変わってくる。個体差もあるだろうが、このコバート2.0もロフト角を変えればフェース角が変わり、フェース角を変えればリアルロフト角に影響が出るようだ。
試打した三菱レイヨンの純正シャフト(VRS COVERT グラファイト)のSの振動数は242cpm。アベレージ向けドライバーの純正シャフトとしては平均的な硬さで、手元から中間部分のしなりを感じやすく仕上がっている。長さは実測値で45.5インチ。クラブ重量は306.4gでバランスがD0.5。35~65歳ぐらいの男性で、体力が平均的な人にちょうど良いスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | 三菱レイヨン VR_S COVERT グラファイト(S) |
ロフト(度) | 10.5 |
リアルロフト(度) | 11.5 |
ライ角(度) | 58.75 |
フェース角(度) | ±0 |
長さ(インチ) | 45.5 |
振動数(cpm) | 242 |