マーク金井の試打インプレッション

三菱レイヨン FUBUKI Jシリーズ

2014/03/04 09:00

シャフトの特性をズバリ

重量、フレックスのスペックバリエーションが豊富。手元側の手裏剣デザインがかっこいい

「テクノロジーを武器にする」というキャッチフレーズを元に設計されているのが三菱レイヨンのFUBUKIシリーズ。そのFUBUKIシリーズの3番目のモデルとして登場したのが、今回試打するJシリーズ。初代αシリーズ、二代目Kシリーズ同様、カラーリングは鮮やかなホワイト。手元側は鮮やかなシルバーで、手裏剣をイメージさせるような目立つグラフィックが施されている。

メーカー側の資料によると、Kシリーズ同様、Jシリーズも「バット部にパワー「ニンジャ」コアを搭載。これにより、手元しなり系のシャフトのメリットを生かしながら、デメリットである、しなり戻りのタイミングのズレによる振り遅れを防いでいるそうだ。

もうひとつの特徴は、シャフトの重量配分。比重の重いタングステンパウダーを練り込んだ樹脂シートをバット部(手元側)に組み込むことで、刀の鍔(つば)のように、グリップの右手部分が重くなっている。このカウンターバランス効果により、重いヘッド、長尺に組み上げてもバランス(スイングウエート)が出過ぎないようになっているとアピールしている。

シリーズ3作目となったFUBUKI Jシリーズ。この文面を読む限りでは、今どきのドライバーとの相性をかなり意識している感じがする。長尺と相性が良いとのことなので46.5インチで試打クラブを組み上げた。(※長さは60度法測定)

シャフトの挙動≫
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三菱ケミカル
発売日:2014/02/01 参考価格: 42,000円