マーク金井の試打インプレッション

アダムスゴルフ XTD ti ドライバー

2014/06/10 09:00

構えてみると?

今作からクラウン部分にも溝が入り、初速アップの期待が高まる

今回試打する「XTD ti ドライバー」はアダムスゴルフの最新ドライバー。前作まではソールに溝が入っているのが特徴だったが、今回はクラウン側にも大きな溝が入っている。同社のFWではすでにこのデザインが採用されているが、ドライバーでは今回が初めてである。アドレスしただけで、アダムスのドライバーであることが一目で分かる。

メーカー側はこの2つの溝の効果により、スィートエリアのワイド化を実現。フェース全体の反発が向上したとアピールしている。ヘッドはマット仕上げ(つや消し仕上げ)のブラックで、丸形形状。ヘッドの上下に幅広の溝が入っていることを除けば、ごくごくオーソドックスな顔つきだ。弾道調整機能が付いているが、ノーマルポジションでアドレスするとフェースがかなり左を向いている。フックフェースの度合いが強そうだ。フェースの厚みは約56ミリと平均的。フックフェースは強めだが、リアルロフト角はそれほど多くない。非力なゴルファーよりもハードヒッター好みに仕上がっている。

FWのタイトライズと同じく、上下の溝が大きな存在感となっているXTD ti ドライバー。どんな球が出やすいのが、どんなゴルファーと相性がいいのかじっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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アダムス
発売日:2014/02/18 オープンプライス