マーク金井の試打インプレッション

USTマミヤ ATTAS 6★

2014/07/01 09:00

シャフトの挙動

シャフト試打で使うヘッドはタイトリストのVG3。シャフト脱着式なので同じヘッドでテストできる。ロフト角は表示10.5度。調整機能でリアルロフト角を9.5度にしている。試打するシャフトは60g台のS。ヘッドが少し軽めなので、46.5インチで組み上げた(60度法測定)。

ワッグルしてみると手元側がややしっかりしていて、中間から先端側にかけてしなりを感じる。しなりのフィーリング的には初代、そして2代目のATTASに似ている。

実際に打ってみても挙動は変わらない。切り返しで中間部分がクイッとしなり、ダウン後半からインパクトにかけてはシャフト全体がムチのようにしなり戻る。インパクトゾーンではシャフト先端側の加速感も味わえる。シャフトの挙動としてはやや粘り系。先端側が軟らかめなので、捕まりの良さ、ヘッドがアッパーに動きやすい挙動も感じ取れた。そして、何よりボール初速もしっかり出ている。

シャフトの挙動としてはシャフト中間部分にしなりを感じる中調子だが、中だけがしなるというよりは、シャフト全体のしなりを感じ取りやすい。しなり戻りのスピード感はややマイルド。メーカーの意図通り、シャフトの挙動に癖がなく、タイミングが取りやすい。1発目からジャストミートできた。弾道的にはストレートから軽いドロー。シャフト先端側が軟らかめで、高弾道で捕まった球が打ちやすく仕上がっている。

弾道計測してみると、いい感じで捉えると打ち出し角は12~13度でスピン量が2400~2900回転。ヘッドがアッパーに動きやすいこともあって、高弾道でキャリーをしっかり出せる。

方向性に関してはニュートラルからやや捕まるタイプ。シャフト先端が軟らかめなので、捕まるタイプのシャフトである。ボールを高く打ち出しやすいのでロフト角が少ないドライバー、最近のトレンドである浅くて低い重心特性を持つドライバーでもボールを上げやすいシャフトだ。

【適正ヘッドスピード】
6S:44~48m/s

シャフトを計測してみると?≫
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