テーラーメイド SLDR S ドライバー
2014/07/08 09:00
構えてみると?
今回試打するのはSLDR(エス・エル・ディー・アール)の兄弟モデルとなるSLDR S ドライバー。ヘッドのシェイプはSLDR ドライバーと同じであるが、ヘッド色がガラッと変わってホワイト。これまでのテーラーメイドのイメージカラー「白ヘッド」が復活した。デザインは同じでも色が白になったことでテーラーメイドらしさを強く感じる。
体積はルール最大級の460CC。SLDRと同じ体積だ。ヘッドは丸型形状で非常にオーソドックス。R1と同じ流れをくんでいる。アスリート向けだけあってフェースはややディープだ。
ソール側にはSLDR同様、ソールのフェース側に18gのウエイトが装着され、これがヒール側からトウ側に移動可能。18gのウエイトを動かすことで、重心距離を大幅に調整できる。メーカー側のコメントによると、最大27ヤードの範囲で弾道調整できるらしい。ただし、SLDR Sにはシャフト脱着式の可変機能は省かれている。フェース向き、ロフト角調整はできない。
SLDR Sのもうひとつの特徴はロフトバリエーション。テーラーメイドが提唱している「ロフトアップ」を実現すべく、10度、11度、12度、14度の2ケタロフト角をラインアップしている。ロフト角を大きくすることで、さらなる飛びを実現できるとアピールしている。昨年登場したSLDRは低スピン弾道が打ちやすいドライバーだった。SLDR Sもメーカーの意図通り低スピン弾道が打ちやすいのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。