マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド グローレ F ドライバー(2014年)

2014/10/14 09:00

構えてみると?

グローレシリーズでも白いヘッドが復活した

テーラーメイドのプレミアムモデルに位置付けられるグローレ。今回試打するグローレという名前では4作目になるが、試打するグローレFはモデルチェンジではなく兄弟モデルとして登場。グローレFはプレミアムゴルファー向けと謳っているモデルで、シニアのアスリートゴルファーを意識して設計されている。

ヘッド体積は460CC。ヘッド色は初代グローレ同様、目立つ白ヘッド。初代はつや消しだったが、今回は光沢感がある白が採用。クラウン外周部分にはブルーのグラフィックが入り、高級感を上手く演出している。

ヘッドはシャープな洋なし形状で、フェースの厚みは約56ミリ。グローレというとシニアゴルファー向けのイメージが強いブランドであるが、このヘッドはやさしさよりもシャープ感を強く打ち出し、プロ、上級者好みに仕上がっている。フェースの向きもスクエア感が強く、リアルロフト角もそれほど多くない。ソールのフェース側には新たにスピードポケットと呼ばれるスリット(溝)が入り、斬新性をアピールしている。

前作同様、シャフト脱着方式の弾道調整機能(可変機能)がついているが、重心位置(重量調整ネジ)は変えられない。シャフトの装着方向を変えることで、ライ角、フェース角、そしてリアルロフト角が調整できるようになっている。

ヘッド形状は初代グローレときわめて似通っているグローレF。飛距離性能、そしてどんなゴルファーと相性が良いのかを、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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テーラーメイド
発売日:2014/10/10 参考価格: 86,400円