フォーティーン GelongD CT-315 ドライバー
打ってみると?(弾道は)
試打クラブはロフト角9度。シャフトはメーカー純正のMD-350KD。フレックスはS。アドレスするとフェースの向きはややフックで、リアルロフト角は小さめだ。ワッグルすると手元がしっかりしていて、中間から先端側がしなる。クラブ重量は304.9gでバランスはD6.5。47.75インチの長尺ということもあってバランスはかなり重めだ。
長さに負けないようにタイミングを意識してスイングすると・・・「パシーン」と弾きの良い金属音とともにボールが鋭く打ち出された。自分ではいつも通りの感じでスイングしているのだが長尺効果でヘッドスピードが上がり、ボール初速も出ている。打ち出し角がやや高めで、真っ直ぐ伸びのあるストレート弾道で飛距離を稼げた。
振り心地は予想通りハードで、47.75インチで総重量が300gを越えていると、45インチ換算すると325g以上という感じだ。振り切るためにはかなりのパワーが必要。前作同様、この『GelongD CT-315 ドライバー』は完全にアスリート向けだ。
ヘッドの挙動はニュートラル。フックフェースだが直進性の高い弾道が打ちやすい。重心距離と重心深度のバランスが良いのだろう。弾道計測してみると・・・打ち出し角は12~14度ぐらいで、スピン量は2100~2600回転。前作『GelongD CT-214 ドライバー』同様、低スピン弾道で飛距離が稼げた。
純正シャフトは切り返しで中間部分がしなり、インパクトゾーンでは先端側が大きめにしなり戻る。典型的な中調子シャフトでタイミングが取りやすい。
長尺効果で飛びをアピールするドライバーはいくつもあるが、この『GelongD CT-315 ドライバー』はアスリートを強く意識している。パワーがある中上級者が使うと、長尺効果で更なる飛距離アップが狙えるドライバーである。