マーク金井の試打インプレッション

ヤマハ インプレス RMX 02 ドライバー(2015年)

2015/06/23 09:00

クラブを計測してみると?

フェース角は+0.5度と若干のフックフェース。だが、構えてみると、それを感じさせない

ノーマルポジションだと、表示ロフト角が9.5度に対してリアルロフト角が10.25度。フェース角は+0.5度。ライ角は60.5度。重心角は23.5度とやや大きめ。RMX 01の重心角が20.5度だから、数値的にもRMX 02の方がつかまり重視で設計されている。ロフトを増やすように調整すると、リアルロフト角は11度となりフェース角は+1.5度と増えてくる。対して、ロフト角を減らすように調整すると、リアルロフト角は9.5度となりフェース角は±0度となった。シャフトの装着方向を変えることでロフト角を調整しているので、ロフト角を増やせばフェースは左を向く度合いが増し、ロフトを減らせばフェースは右を向く度合いが増してくる。

ヘッド単体のスペックは重心距離が34ミリで、重心深度が40ミリ。RMX 01よりも重心距離が2ミリ長く、重心深度は4ミリ深くなっている。フェースの高さは57ミリで、重心高さが31.5ミリ(メーカー公表値)。重心距離よりも重心深度がかなり深く設計されているので、ボールが上がりやすく、かつヘッドが返りやすい(ノーマルポジション)。

純正Sシャフトの振動数は246cpm。純正シャフトのSとしては平均的な硬さの設定である。長さはメーカー値45.5インチで、実測値が45.75インチ。バランスはD1.5。重量は302.2g(60度測定法での計測)。45インチに換算すると310g前後。純正Sだと45~65歳くらいで、体力が平均的な男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトSpeeder 575(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)10.25
ライ角(度)60.5
フェース角(度)+0.5
長さ(インチ)45.75
振動数(cpm)246
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ヤマハ
発売日:2014/09/23 参考価格: 46,440円