マーク金井の試打インプレッション

フォーティーン TC606 フォージドアイアン

2015/08/18 09:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。軟鉄鍛造モデルの割にヘッドサイズが大きいのが特徴で、ミスヒットに強そうな安心感もある

フォーティーンでは現在7種類のアイアンがラインナップされているが、今回はヘッドサイズがセミラージの『フォーティーン TC606 フォージドアイアン』を試打する。同社のアイアンのモデル名は3ケタの数字が入り、小さいほどヘッドが大きくてやさしさ重視、大きくなるほどヘッドが小ぶりで操作性重視になる。このTC606 フォージドアイアンは中間的な数字なので、設計コンセプトとしては操作性とやさしさのバランスを意識していると思われる。ヘッド素材は軟鉄鍛造で、打感の良さも強くアピールしているモデルだ。

顔つきはオーソドックスで、トウ側に丸みを帯びる。ソール幅は広すぎず、狭すぎず。ヘッドの大きさも中間的で、多くのゴルファーに好まれそうなサイズ感に仕上がっている。

バックフェースは凹んだキャビティバックとなり、今どきのアイアンと比べると素っ気ないほど構造はシンプル。アンダーカットでもなければ、バッジの類もない。ブランドのロゴマークとモデル名が刻まれているだけだ。

アドレスすると、トップラインがやや薄めでセミグーズネック。セミラージヘッドとのバランスが良く、自然にハンドファーストに構えられる。ソール幅は全番手において同じくらいだが、短い番手になるほどネックがやや長くなる。ミドルアイアンは低重心、ショートアイアンはやや高重心になるように意識しているのだろう。

メーカーの資料によると、「ゴルフが好きで、週に1回の練習、月に2回のラウンドを望むゴルファーが使って納得できる」アイアンだとアピールしている。実際に、どんな球筋が出やすいのか、どんなゴルファーと相性が良いのか、じっくりテストしてみたい。

打ってみると?(弾道は)≫
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フォーティーン
発売日:2015/05/18 参考価格: 136,080円