「やさしく攻められる軟鉄鍛造モデル」フォーティーン TC606 フォージドアイアン

光沢感を抑えた上品なヘッド仕上げ。『フォーティーン TC606 フォージドアイアン』を試打レポート

【ミーやん】フォーティーンの新しいアイアンは、素材にS20Cを採用した軟鉄鍛造モデル。見た目には、シルバーパールショットというメッキ仕上げが特徴です。太陽光を反射しないので構えやすく、とても上品な印象ですね。

【ツルさん】ヘッドのサイズも、ちょうどいいんですよ。少し大きめですが、狙っていけそうなシャープ感も備えていますから。バックフェースのキャビティ部分は結構深めですが、見た目どおりにやさしく打てるのか。ミーやんから、さっそく試打をどうぞ！

重心位置を番手ごとにフロー設計した効果が、ミーやんとツルさん（右）の弾道数値比較から見て取れる。打ち出し角やスピン量がともに安定しており、ヘッドスピードに応じた飛距離のバラツキも少ない

【ミーやん】気持ちよく球が上がってくれますね。それに、フォージドのアイアンにしては、5ヤードくらい飛ばせる感じがします。打感はやや弾き感がありますが、グシッと球がつぶれている感触もありますね。打っていて、気持ちいいですよ。

【ツルさん】フォーティーンのクラブ開発責任者である松吉（宗之）さんから聞いたのですが、このアイアンは、初めて自分でフォージドアイアンを購入しようと思っている人や、もう少しやさしくアイアンショットを打ちたい中～上級者に向けて開発したそうです。僕も試打してみて、まさにそんなアイアンだと思いました。

【ミーやん】軟鉄鍛造のアイアンというと、難しいイメージを持つゴルファーが多いですが、このモデルはそんなことがありません。わりとラクに打っていけます。

【ツルさん】ヘッドに他素材を複合していない純粋な軟鉄鍛造アイアンとしては、最大級のやさしさだと思いますよ。番手ごとに設計が最適化されており、ミドルからロングはやさしく、ショートの番手ではターゲットに狙っていけるように設計しているそうです。以前に、ショートアイアンを試打したことがありますが、球が上がりすぎず、コントロール性も良くて、上級者にも満足できる性能でしたよ。

【ミーやん】そういえば、ツルさんはタイアップページ（関連リンク参照）にも出演されていましたね。

【ツルさん】ええ、恥ずかしながら……（笑）。このアイアンは、セットとしての“つながり”がとてもイイんです。単にやさしいというわけではなく、ゴルファーにとっての使いやすさと心地良さを備えていると思いますよ。キャディバッグにセットで入っている佇まいも、なかなかカッコいいです。個人的には、フォーティーンのアイアンのなかでも過去最高のモデルだと思います。手元調子のシャフトに替えて、使ってみたいですね。