マーク金井の試打インプレッション

ミズノ JPX EIII sv ドライバー

2016/01/12 09:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトは中間部分から先端部分が軟らかい。手元側の剛性が高く、切り返しで中間部分が大きめにしなり、ダウンスイング後半からムチのようなしなり戻りがある

ロフト角は表示10.5度で、リアルロフト角が12.75度。フェース角は+2度で、ライ角は62.75度と非常にアップライト。重心角も26度と大きい。前作JPX EIII ドライバーと比較してフックフェースの度合いが増し、つかまりやすくなっている。見た目の通り、フッカーよりもスライサーと相性が良いドライバーである。

試打した純正シャフト(Orochi Light)のSフレックスは、手元側がしっかりして、中間部分から先端部分が軟らかくチューニングされている。振動数はSフレックスで237cpm。アベレージゴルファー向けのSシャフトとしては軟らかめの数値だ。トルクは4.4。フレックスは軟らかいが、トルクをやや少なめにすることで、シャフトの挙動の安定を狙っているのだろう。

長さはメーカー値、実測値ともに45.5インチ(※60度法計測値)。クラブ重量は純正シャフトのSフレックスで298.2g。45インチ換算にすると303g前後。40歳以上で、体力が平均的なゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトOrochi Light(S)
ロフト(度)10.5
リアルロフト(度)12.75
ライ角(度)62.75
フェース角(度)+2
長さ(インチ)45.5
振動数(cpm)237
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