タイトリスト VG3ドライバー(2016年)
2016/03/08 09:00
構えてみると?
タイトリストの中でも日本人ゴルファーを強く意識したブランドなのが、今回試打するVG3ドライバー(2016年)。4代目も、ガラッとイメージを変えてきた。カラーリングは、前作VG3ドライバー(2014年)の深いブルーから精悍なブラックへ。そしてグローバルモデルの「915」シリーズと同じデザインワークがなされている。
ヘッド体積はルール最大級の460cc。前作に比べると10ccのサイズアップがなされている。ソール中央には、タイトリストとVG3のロゴがやや小さめにあしらわれており、モデル名よりタイトリストのイメージを強くアピールしようとする意図がうかがえる。前作と同様に、弾道調整機能が標準装備となり、フェース角、ライ角、ロフト角が調整できる。
ヘッドはオーソドックスな丸型形状。フェースの厚みはそれほど分厚くない。アドレス時に重心が深く感じられ、つかまりやすさ、球の上がりやすさが視覚的にも伝わる。
とりわけ、「915」シリーズに搭載されたソール前方の大きなスリット(溝)「アクティブ リコイル チャンネル」が今回から採用された点が主な特徴と言えるだろう。一方、ソールの最後方には重量調整ネジが設置されており、ヘッド重量も調整できるのは前作と変わらない。
シャフトの長さは種類によって異なる。今回試打するクラブは45.5インチ仕様(※60度法計測値)。60g前後のシャフトが装着されている。
デザインがガラッと変わり、ブラックを基調としたカラーリングで精悍さが増した感が強いVG3ドライバー(2016年)。2年ぶりのモデルチェンジで、どのように進化したのか、じっくりテストしてみたい。