グローブライド オノフ ドライバー AKA(2016年)
2016/03/22 09:00
構えてみると?
グローブライドのメインブランド「オノフ」は、対象ユーザーに合わせて2つの異なるタイプのドライバーがラインアップされている。今回試打するのは、アベレージゴルファー向けのAKA(通称:赤オノフ)。
丸型形状のヘッドは前作同様、投影面積が大きく、やさしさをアピールしている。前作に比べるとフェース面は大きく見え、かつシャープな印象を受ける。体積は460cc。今回からクラウン部には転写マークが入り、フェース向きをスクエアにセットしやすい配慮がなされている。
デザインで大きく異なる点は、ソールだ。フェース側に縦に3本のスリット(溝)が入る。メーカー側の資料によると、インパクトでこの部分がたわみ、たわんだ直後に復元することでボールを強く押し出すそうだ。ルール適合ながらもボール初速を上げ、スイートエリアも広がっているとアピールしている。
フェースの厚みは約54ミリ。前作とほぼ同じだが、フェース面は面長になっているので、視覚的な安心感が増している。ちなみにフェース面にはレーザーミーリングが施され、雨の日でもスピンのばらつきを抑える効果を狙っている。
フェースの向きはほんの少しフックだが、目標に対してフェースを合わせやすく仕上がっている。顔にこだわるゴルファーにもほとんど違和感がなく、気持ちよくアドレスできる仕上がりである。クラブ長さは前作よりも長くなり、46インチ(※60度法計測値)となっている。
モデルチェンジしても世界観はほとんど変わらない、オノフ ドライバー AKA(2016年)。今回は、飛距離性能がどんなふうに変わったのか、どんなゴルファーと相性が良いのか、じっくりテストしてみたい。