マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストンゴルフ PHYZ ドライバー(2016年)

2016/03/29 09:00

クラブを計測してみると?

手元側から中間部分がクイッと大きめにしなり、シャフトは全体的に軟らかいが、頼りなさはない。

ロフト角10.5度表示で、リアルロフト角が12.75度。フェース角は+1.5度。見た目通りにフックフェースでリアルロフト角も大きい。ライ角は60.25度とアップライトで、重心角は27.5度と非常に大きい。前作と同じく460ccドライバーの中ではつかまりを強く意識した設計がなされている。

シャフトについては、標準装着のPZ-506W(ミドルキックポイント)は手元側から中間部分の剛性が低く、ムチのようなしなり感が味わえる。中間部分のしなりが大きい、典型的な中調子。切り返しで中間部分が大きめにしなり、ダウンからインパクトにかけて中間部分から先端側がムチのように鋭くしなり戻る。インパクトゾーンではヘッドがアッパー方向に動きやすく、ヘッドも返りやすい。かなり軟らかいフレックスだが、腰砕け感はない。軟らかいのに張りを感じるので、しなりが大きくてもヘッドの挙動は安定している。

長さはメーカー値、実測値ともに45.5インチ(※60度法計測値)。クラブ重量は純正Rフレックスで279.1g、バランスはD0。45インチ換算にすると285g前後。50歳以上で、非力な人や体力が平均的な男性ゴルファーと相性が良いスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトPZ-506W(R)
ロフト(度)10.5
リアルロフト(度)12.75
ライ角(度)60.25
フェース角(度)+1.5
長さ(インチ)45.5
振動数(cpm)218
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