マーク金井の試打インプレッション

コブラ キングフォージドツアーアイアン ワンレングス

2017/03/14 08:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。アスリート向けのアイアンとしては、やや大きめのヘッドは、球筋が打ち分けやすくて、かつ適度にミスにも強い

従来の常識を打ち破るアイアンがコブラから登場した。契約プロであるデシャンボーの考えを取り入れて作られたのが、今回試打する「コブラ キングフォージドツアーアイアン ワンレングス」。名前が示すとおり、アイアンのすべての番手が7番アイアンの長さに統一されている。

通常のアイアンは、長さが0.5インチずつ短くなるのが一般的だが、このアイアンは5番からPWまですべて36.75インチ。番手間で数値が異なるのはロフト角のみ。ロフト角の差だけで番手間の飛距離差が出るように設計されているのだ。

ヘッドサイズは、アスリート向けの中ではやや大きめ。バックフェースはキャビティ構造で、ネックはほぼストレート。やさしさを感じさせつつも、プロや上級者好みのシャープな顔つきに仕上がっている。

ヘッド素材は軟鉄鍛造で、ソールにはタングステンを埋め込むことで低重心化を狙っている。また、フェースに刻まれる溝はCNCミルド(コンピュータ制御による機械加工)がなされているそうだ。

すべての番手が同じ長さの「コブラ キングフォージドツアー ワンレングス」。番手による打ち心地、振りやすさはどんなものなのか? 飛距離の打ち分けについても、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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コブラ
7番アイアンの長さで統一
発売日:2017/02 参考価格: 116,640円