フォーティーン FH900 フォージドアイアン
2017/04/11 08:00
構えてみると?
フォーティーンのアイアンはTC、FH、そしてGelongDの3つのモデルがラインアップされているが、今回試打するのはプロ、アスリート向けのFH-900 フォージドアイアン。同社のアイアンのモデル名には3ケタの数字が入るが、数字が小さいほどヘッドが大きくてやさしさ重視、大きくなるほどヘッドが小ぶりで操作性重視となっている。
FH-900もこの流れを踏襲し、ヘッドは小ぶりでコンパクトに、プロ、上級者向けとして設計されている。ヘッド素材・製法はネーミングが示すとおり、ワンピースの軟鉄鍛造。バックフェースは凹んだキャビティ構造になっているが、特徴的なのがバックフェース側の肉厚。フェース中央部分は適度に肉厚だが、フェース外周部分は肉薄設計。これにより、しっかりした打感を保ちつつ、フェースの弾きが良くなっていると、メーカー側はアピールしている。
顔つきはオーソドックスで、フェースのヒール側がやや高め。トップラインは丸み感があるいわゆる「和顔」だ。ストレートネックであるが、わずかにヒール側にポケットがある。これにより、球を包み込むイメージを感じさせてくれる。ヘッド形状に合わせてソール幅も広過ぎず、狭過ぎない。フォーティーンのアイアンの中では、ややバウンス角が大きめになっている。
メーカーによると「高いスイング精度を持つツアープロにとって打ちやすさ、初速感がある爽快な打感を追求し設計開発」とのこと。ここまでプロユースを前面に打ち出しているキャビティアイアンは珍しい。どんな球筋が出やすいのか?どんなゴルファーと相性がいいのか?じっくりテストしてみたい。