マーク金井の試打インプレッション

ミズノ MP TYPE-2ドライバー

2017/04/18 08:00

構えてみると?

ヘッド形状はオーソドックスな丸型、バックフェース側は低く、シャローバックにすることで重心を下げたい意図が窺える

ミズノのアスリート向けブランド、「MPシリーズ」の最新モデルとなるのがNEW MPドライバー。ヘッドは2種類ラインアップされており、今回試打するのはヘッドが大きい方(体積460㏄)のMP TYPE-2 ドライバー。

これまでのMPシリーズ同様、ヘッド形状はオーソドックスな丸型。フェースセンターに対して、クラウンの頂点とバックフェースの頂点が合うようにデザインされている。バックフェース側は低く、シャローバックにすることで重心を下げたい意図がうかがえる。フェースは左右対称感があって重心距離が長くなりづらく仕上がっている。フェースの厚みは約59ミリと、かなりディープフェースだ。

ソールに目を転じると、フェース側のトウからヒールにかけてウエーブテクノロジーと呼ばれる蛇腹状の溝が入っている。これによりフェースセンターのたわみ量が約10%アップしたと、メーカーはアピールしている。ソールはツルッとしていて素っ気ないほどシンプルだが、ヘッド内部のバックフェース側に10gのウエイトが埋め込まれている。

ネック形状はシャフト脱着式で、ホーゼルの向きを変えることでロフト角を4度、ライ角を2度調整できる。

MPシリーズはプロ、アスリート向けブランドだが、TYPE-2はやさしさを求め、キャビティアイアンを好むゴルファーが対象ユーザー。しかし、クラブは実際に打ってみないと性能は分からない。どんな球が出やすいのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりテストしてみたい。

打ってみると?≫
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ミズノ
ブランドの名に恥じない飛距離と打感
発売日:2017/03/17 参考価格: 68,040円