マーク金井の試打インプレッション

タイトリスト 718 T-MB アイアン

2017/05/02 08:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。顔つきはオーソドックスで、何も聞かされていないとマッスルバックだと勘違いするだろう

タイトリストの700シリーズのアイアンには、伝統的なマッスルバック形状とキャビティバックのモデルがラインアップされているが、今回試打する718 T-MB アイアンはそのどちらにも属していない。外観はマッスルバック形状に見えるが、ヘッドの内部は空洞となっている、いわゆる中空構造のアイアンである。

バックフェースのソール側にタングステンが大胆に使われた凝った作りになっており、L字型の肉薄フェースがボディに装着されている。フェースを薄くすることで弾き感をアップさせ、ボール初速を上げつつミスへの許容性を向上させたとメーカーはアピールしている。

顔つきはオーソドックスで、何も聞かされていなければマッスルバックだと勘違いするだろう。トップライの傾斜は直線的で強く、アドレスするとフェース上側がやや開いてみえる、いわゆる”洋顔”だ。

ストレートネックであるがわずかにオフセットがあって、ヒール側に懐(ふところ)がある。これにより球を包み込むイメージを感じさせてくれる。ヘッド形状の割にソール幅はややや広くフラットな作りで、バウンス角はそれほど大きくない。

このT-MBアイアンは、元々はロングアイアンだけが作られていたそうだが、あまりにも打ちやすいので全番手を展開したと言われている。どんな球筋が出やすいのか?どんなゴルファーと相性が良いのか?じっくりテストしてみたい。

打ってみると?≫
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タイトリスト
高性能な中空マッスルバック
発売日:2017/03/24 参考価格: 207,360円