マーク金井の試打インプレッション

操作性◎のアイアン型ユーティリティ 「本間ゴルフ TW-U フォージド」

2017/10/17 05:00

構えてみると?

ヘッドはマッスルバック形状のロングアイアンそっくりで、見た目はソール幅がやや広いアイアンという感じがする。

ウッドとアイアンの中間のクラブとして位置付けられているユーティリティ(以下、UT)。UTにはウッドに近い形状と、アイアンに近い形状の2タイプがあるが、今回試打する「本間ゴルフ ツアーワールド TW-U フォージド」は、典型的なアイアン形状だ。

ヘッドはマッスルバック形状のロングアイアンそっくり。見た目はソール幅がやや広いアイアンという感じで、UTとしては非常にシャープにデザインされている。

ヘッドは2ピースの中空構造。ボディとネックは鍛造で、これによりライ角、ロフト角が調整可能。バックフェース下側には4.5gのタングステンウェイトが2個埋め込まれて、深くて低い重心を狙っている。

前作TW-Uに比べると、フェースの大きさが一回り小ぶり。メーカーは、ヘッドをコンパクトにすることで、操作性が向上したとアピールしている。

アドレスすると、ほんの少しであるがフェースがオフセット(グースネック)になっているのが目に入る。これによりボールを包み込むイメージが作りやすい。操作性を高めつつ、つかまりやすい配慮がされているようだ。

ソールはシンプルな形状で、バウンス角は少ない。ダウンブローに打ち込むことよりも、浅い入射角でヘッドを入れた方が、ボールにうまくコンタクトできそうだ。

見た目だけではロングアイアンと勘違いしそうな「TW-U フォージド」。シャープな形状ながらもヘッド内部を中空構造にすることで、女子プロでも使えるやさしさを実現している。どんな風にやさしいのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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本間ゴルフ
発売日:2017/07/06 参考価格: 23,760円