マーク金井の試打インプレッション

想像を超える飛距離性能 「プロギア egg アイアン PF」

2017/10/31 05:00

構えてみると?

左から7番、8番、9番、PW。ヘッド形状はシャープでオーソドックス。ソールはそれほど幅広ではなく、グースネックの度合いも少なめ

プロギアのegg(エッグ)シリーズは「既成概念にとらわれない物作りで、飛びとやさしさを追求」をコンセプトに、飛びにこだわって設計されている。

今回試打するアイアンは「egg アイアン PF」。末尾の“PF”はパワーフォージドの略で、ヘッド素材は軟鉄鍛造。eggアイアンには兄弟モデル「egg アイアン PC」もラインアップされており、“PC”はパワーキャビティーの略となっている。

「egg アイアン PF」は“飛び”にも“顔”にもこだわっている。ヘッド形状はシャープでオーソドックス。ソール幅もそれほど幅広ではなく、グースネックの度合いも少なめだ。初心者よりも中・上級者が好む顔つきに仕上がっている。

ただし、一般的なアイアンと異なることがひとつある。超ストロングロフト設計になっているため、7番を構えても5番を手にしているような錯覚に陥る。アドレス時に目に入るロフト角で番手を判断する習性があるからだろう。7番のロフト角は26度で、これは一般的なアイアンの5番と同じロフト角だ。

さらにクラブの長さも一般的なアイアンより1インチ以上長いので、5番を手にした時と同じような前傾角度でアドレスすることになる。

バックフェースに目を転じると、キャビティ構造で、かつ重心を深く低くしようとする重量配分がなされている。デザインは非常にシンプルで、“egg”のロゴも小さく控えめに入っている。

革新の飛びを実現させたという「egg アイアン PF」。どんな弾道が打ちやすいのか?一体どれくらい飛距離が出るのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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プロギア
ルール限界の高初速な飛びと構えやすさを両立
発売日:2017/09 参考価格: 93,312円