爽快な打感でミスに強い 「フォーティーン TP766アイアン」
2017/11/28 05:00
構えてみると?
今回試打するのはフォーティーンの新たなアイアン「TP766」。同社のアイアンは数字が小さいほどヘッドが大きくてオートマチック、大きくなるほどヘッドが小ぶりで操作性重視になる。この「TP766」はアスリート向けでありながらも、やさしさを考慮されていることがうかがえる、いわゆるセミアスリート向けだ。
700番台はすでに「TC770」がラインアップされているので、この「TP766」はそれに近いカテゴリーに属する。2つのモデルの違いはヘッド素材で、「TC770」は軟鉄鍛造、対して「TP766」は軟鉄鋳造一体成型となっている。
バックフェースはオーソドックスなキャビティ構造で、番手によって凹んだ部分の形状が異なる。#4~8まではボックス構造で、#9以降はアンダーカット構造。番手によって最適な重量配分がなされている。
顔つきもオーソドックスで、ヘッドの大きさはミッドサイズ。フェースのヒール側がやや高め。トップブレードは厚みがあって、力強い弾道をイメージしやすい。
ネック形状はわずかにグースネック。これにより、つかまりの良さ、球を包み込むイメージを感じさせてくれる。ソール幅はそれほど広くないが、トウからヒールにかけてはフラットな形状で、接地面積が大きくなっている。フォーティーンのアイアンの中では、バウンス角がやや大きめだ。
メーカーは「爽快に打ち抜けて、高弾道で飛ぶ」とアピールしている。見た目はごくごくオーソドックスなキャビティアイアンであるが、どんな球筋が出やすいのか?どんなゴルファーと相性が良いのか?じっくりテストしてみたい。