マーク金井の試打インプレッション

安心感のあるぶっ飛び 「ブリヂストン ツアーB JGR HF1 アイアン」

2018/01/30 05:00

構えてみると?

左から7番、8番、9番、PW1のヘッド形状。ヘッドはラージサイズでわずかなグースネック。特徴的なのはソール幅でユーティリティのように幅広い

ブリヂストンの主力ブランドである「ツアーB」は様々なジャンルのクラブをラインアップしているが、今回試打する「JGR HF1」は、とにかく“飛びに特化”がコンセプトのアイアンだ。

劇的な飛びを実現するため、7番のロフト角はなんと26度。市販アイアンとしては超がつくストロングロフト設計がなされている。

ヘッドはラージサイズでわずかなグースネック。特徴的なのはソール幅で、「これってユーティリティじゃないの?」と思うぐらい幅広くボリューム感がある。ちなみに7番のソール幅を定規で測ってみたら、最大で30ミリもあった。

バックフェースはキャビティ構造で凹んでおり、ソール側に多くの重量が配されている。見た目から重心が低くて深いことがうかがいしれる構造である。

そして、ツアーBらしさを感じさせるのがヘッド素材。飛び系アイアンの多くはステンレス鋳造になっているが、この「JGR HF1」はヘッドのボディ部分が軟鉄鍛造で、ライ角とロフト角の調整できる。

メーカーの資料によると、高強度のL字フェースを採用した薄肉設計で、フェース下部はさらに薄くすることで、インパクトでフェースがたわみを促進する構造になっている。

見た目はユーティリティにも見えるアイアンで、ロフト角も超ストロング。見るからに他を圧倒するような「飛び顔」をしているが、クラブの性能は実際に打ってみないと分からない。いったいどれぐらい飛距離が出るのか?ボールの上がりやすさはどうなのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?≫
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ブリヂストン
爆飛びフォージドアイアン
発売日:2017/09/22 参考価格: 129,600円