マーク金井の試打インプレッション

パワーがなくても低スピンで飛ばす「三菱ケミカル クロカゲ XD」

2018/05/01 05:00

シャフトの特性をズバリ

両端を持って山なりに曲げてみると、シャフト中間部分の剛性が高めで手元が少ししなる

今回試打するのは、最新モデルの「クロカゲ XD」。欧米のツアープロが使用するのを前提に設計されたモデルで、実際に使用率も高い。

カラーリングは手元がホワイトシルバーで、中間から先端がブラックシルバー。今までのモデルと同様、シャフトの中間部分に大きく「KUROKAGE」のロゴが入る。シンプルな色使いだが、光沢感が強く高級感と存在感を感じさせるデザインだ。

クロカゲ XD」は「クロカゲ XT」の後継機種。変形しても元の形状に速やかに回復する性質を持つチタンニッケル金属線がシャフト先端側に配され、「XT」では1層だったが「XD」では2層に強化された。スピード感がある鋭いしなり戻りを得ながらも、正確なロフト角でのインパクトを可能にしている。

「XT」は硬めの仕上がりでハードヒッター向けという印象があるが、この「XD」は50グラム台から80グラム台がラインアップされ、50グラム台にはRフレックス、60グラム台にはSRフレックスが加わり、より多くのゴルファーに対応できるようになった。今回は50グラム台のシャフト、長さは45.5インチで試打クラブを組み上げた。(※60度法計測)

シャフトの挙動≫
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三菱ケミカル
スピード感のあるしなり戻り。適正なインパクトを迎える
発売日:2018/03/02 参考価格: 43,200円