パワーがなくても低スピンで飛ばす「三菱ケミカル クロカゲ XD」
2018/05/01 05:00
シャフトを計測してみると?
50グラム台のSフレックスでの振動数が260cpmと、アフターマーケット用のSとしては平均的な数値。センターフレックス値は4.84と高めで、中間部分から先端側が硬く、手元にキックポイントがある。
ねじれの目安となるトルクは5.5。50グラム台はトルクをやや多めに設定することで、タイミングが取りやすくなっている。この「XD」は重量が重くなるほど、トルクが少なくなるように設計され、60グラム台のSは3.5、70グラム台のSは3.0となっている。
シャフト全体のしなり量はやや少なめで、インパクトゾーンではシャフト中間部分が鋭くしなり戻るタイプ。先端剛性が高くしなる戻るスピードも速いので、46インチの長尺仕様にしてもヘッドが遅れずにインパクトを迎えられそうだ。
【シャフト計測データ】
シャフト(フレックス):クロカゲ XD 50(S)
長さ45.5インチ/重さ306.4グラム/バランスD3.5/振動数260cpm/センターフレックス値4.84
(※ヘッド:テーラーメイド M4 ドライバー)