ツアープロを意識 たたけるシャフト「フジクラ スピーダー TR」
2018/06/12 05:00
シャフトの特性をズバリ
フジクラの主力ブランドはスピーダーエボリューションシリーズだが、今回試打する「スピーダー TR」は、エボリューションとは異なるタイプのシャフトとして位置付けられている。
「タフなコースで戦うトッププレーヤーに向けたシャフトを開発したい」という、同社のツアープロ担当の強い要望から開発が始まり、国内レギュラーツアーを中心としたテストを経て誕生したそうだ。
デザインは全体がつや消しブラック。ロゴはSpeederがゴールド、TRがホワイトで大きく入り、反対側にはグレーでSpeederと入る。非常にシンプルなデザインではあるが、スピーダーであることが認識しやすい。
手元に最適なしなりを持たせ、先端剛性を高めることで、左へのミスや吹き上がりを抑えてたたけるシャフトに仕上げている。90t超高弾性カーボン材料を採用しているが、しなり戻りのスピード感はスピーダーエボリューションシリーズよりも穏やか。飛距離だけでなく、コントロール性にもこだわった設計がなされている。
重量は50グラム台から80グラム台がラインアップ。ツアープレーヤーを意識した設計ということもあり、フレックスはSとXのみ。今回は50グラム台で、長さは45.5インチで試打クラブを組み上げた。(※60度法計測)