マーク金井の試打インプレッション

マイルドな挙動でタイミングが取りやすい「グラファイトデザイン ツアーAD VR」

2018/11/06 05:00

このシャフトにお勧めのヘッド

振動数が255cpmとアフターマーケット用のSとしてはやや硬めの設定。シャフト全体のしなり量も少なめだ

中調子でしなり(たわみ)量がやや少なめなこと、さらに手元の剛性が高いことで、ゴルファーによってはシャフトが硬く感じる場合がある。しなり感を求める人は、普段より1ランク軟らかめを選んだ方が、フィーリングを合わせやすくなる。

スイング中の挙動が安定していて追従性も高く、ヘッドを選ばないタイプのシャフトだが、スピンが適度に入る。この特性を考えると、低重心のヘッドに装着すると、ヘッドの良さを引き出せるし、飛距離も伸ばせるだろう。

例を挙げるなら、「ピン G400シリーズ」や「テーラーメイド M4」、「キャロウェイ ローグシリーズ」、「ブリヂストン ツアーB XD-3」あたりと組み合わせると、ヘッドの特徴を上手く引き出してくれそうだ。

(※下記の弾道計測データは、ヘッドスピード46.1m/sで計測した数値)

弾道測定データ

シャフトツアーAD VR-5(S)
ロフト(度)9.5
長さ(インチ)45.5
飛距離(ヤード)270.7
初速(m/s)66.6
打ち出し角(度)12.1
スピン量(rpm)2664
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グラファイトデザイン
強いしなり戻りと、インパクトに向かう加速感
発売日:2018/09/13 オープンプライス