マーク金井の試打インプレッション

進化したソフトな打感と高い操作性「ミズノプロ 319 アイアン」

2018/12/11 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番。ネックはストレート形状で球筋を打ち分けたくなる顔つき

ヘッド素材にこだわって製品作りがなされてきた、ミズノプロシリーズ。その最新モデルとして登場したのが、今回試打する「ミズノプロ 319 アイアン」だ。

設計コンセプトが「禅」のミニマリズムということもあり、ヘッド形状は小ぶりでオーソドックス。バックフェースの形状も装飾的な要素は一切なく、シンプルなハーフキャビティ構造。ミズノブランドのランバードマークと“Mizuno Pro”のロゴが控えめに入っているだけだ。

ヘッドの素材は軟鉄鍛造で、打感がソフトになると言われる銅下メッキが採用されている。小ぶりなヘッドに合わせてソール幅も狭め。ソールは丸み感が強く、地面に接地する部分が少なく、抜けを重視した形状になっている。

ネックはストレートで、スクエアに構えやすい。真っ直ぐ打つよりも、球筋を打ち分けたくなる顔つきだ。ヘッドの大きさは番手によって異なり、3番から5番はやや面長、6番以降は番手が小さくなるほどにフェース長が短くなり、ショートアイアンでは操作性が高くなる設計がなされている。

さらにフェースプログレッションも番手ごとにわずかにフローしており、ショートアイアンになるほど左へのミスが出にくい。

ロフト角の設定も最近のアイアンとは大きく異なり、7番アイアンのロフト角は34度で、飛び系アイアンの8~9番と同じぐらいの設定となっている。

打感と操作性に並々ならぬこだわりを持って登場した「ミズノプロ 319 アイアン」。ミズノがこだわる打感とはどんなものなのか?どんな弾道が打ちやすいのか?じっくりとテストしてみたい。

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ミズノ
打感を進化させた伝統のハーフキャビティ
発売日:2018/09/07 参考価格: 20,520円