マーク金井の試打インプレッション

やさしさとスピードで飛ばす「タイトリスト TS1 ドライバー」

2019/07/30 05:00

クラブを計測してみると?

インパクトゾーンでヘッドがアッパーに動きやすいシャフト

スタンダードポジションだと、表示ロフト角9.5度でリアルロフト角が10.5度。フェース角が+0.25度。表示ロフト角よりリアルロフト角が1度大きく、フェースの向きはわずかにフックになっている。

ライ角は60.5度とアップライト。重心角は30.5度と非常に大きく、これがつかまりの良さにつながっている。

弾道調整機能でロフト角が一番大きくなるポジションにすると、リアルロフト角は12.25度まで増える。対してロフト角が一番小さくなるポジションにすると、リアルロフト角は9.5度となる。ロフト角を大きくするとフックフェースの度合いが増し、小さくするとオープンフェースの度合いが増す。

ヘッドはスリーブ込みで約194グラムと、TSシリーズの中で最もヘッド重量が軽い。
「タイトリスト ディアマナ 50」のSの振動数は249cpm。50グラム台のSシャフトとしては平均的な硬さだ。手元剛性が高く、中間から先端側がしなるシャフトで、インパクトゾーンでヘッドがアッパーに動きやすい。

長さはメーカー値、実測値とも45.75インチ(60度法計測)。クラブ重量は実測値で275.5グラムで、バランスがD2.5。50歳以上の男性で、体力が平均的な人と相性が良いスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトタイトリスト ディアマナ 50(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)10.5
ライ角(度)60.5
フェース角(度)+0.25
長さ(インチ)45.75
振動数(cpm)249
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タイトリスト
発売日:2019/07/05 参考価格: 77,760円