マーク金井の試打インプレッション

スコアアップのための実戦型モデル「フォーティーン HI-540 フォージド アイアン」

2019/08/06 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。顔つきはヒール側がやや高くトップラインの丸みが大きめ

フォーティーンと言えば、世界に先駆けて中空アイアンを登場させたクラブメーカー。そのフォーティーンが新たにラインアップに加えたのが、今回試打する「HI-540 フォージド アイアン」だ。

同社のアイアンのモデル名には数字が入っているが、この数字が小さいほどヘッドが大きく、ミスに対する許容範囲が広いモデルとなっている。数字が500番台ということは、ヘッドがやや大ぶりな部類に入る。

フォージドと名前がつくが、フォーティーンが得意とする中空構造。フェースとネックを一体鍛造にし、それにバックフェース部分が接合されたコンポジット構造だ。

クラブを見て、まず目を引くのがソール幅の広さ。定規で測ると約24ミリと非常に分厚い。アイアンというよりはアイアン型ユーティティにジャンル分けしたくなるソールの分厚さで、実際にメーカーもユーティリティアイアンと位置付けている。

加えて中空アイアンならではの特徴がトップブレードの厚みで、キャビティアイアンに比べると分厚く、6ミリほどある。

中空構造なので、バックフェースはシンプルな形状。フォーティーンのロゴとモデル名がやや控えめに刻まれている。

メーカーによると、5番の重心距離は38.1ミリで重心深度は7.2ミリ。重心の深さは一般的なキャビティアイアンの2倍近い。

顔つきはヒール側がやや高くトップラインの丸みが大きめ。セミグースネックと相まってボールを包み込むイメージが湧きやすい。

大胆な中空構造で深重心を達成。ミスへの許容範囲を広げ、ミドルアイアンでも高い打ち出し角と飛距離性能をもたらしたという「HI-540 フォージド アイアン」。

その打感や飛距離性能はどうなのか?ミスに対するやさしさについても、じっくりテストしてみたい。

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フォーティーン
発売日:2019/05 参考価格: 77,760円