マーク金井の試打インプレッション

想定をさらに超えるぶっ飛び弾道「キャロウェイ エピック フォージド スター アイアン」

2019/08/27 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番。ヘッドはミッドサイズでオーソドックスな形状

キャロウェイのメインブランドであるエピックシリーズ。その最新モデルとして登場したのが、今回試打する「エピック フォージド スター アイアン」だ。

ヘッドは最近のアイアンの主流となりつつある中空構造。ヘッドを中空にすることで、重心を深くする設計がなされている。

加えてヘッド内部には、ウレタンで包み込まれたタングステンが埋め込まれる。これにより低重心化を実現しつつ、金属と金属を組み合わせる時よりも、打感がソフトになることを狙っている。

ヘッドはミッドサイズでオーソドックスな形状。フェースはキャロウェイ伝統の360度カップフェース。中空構造のためにソールは少しぽっちゃりしている。

トップラインも一般的なキャビティより分厚くなっているが、この厚みは番手によって異なる。ショートアイアンではトップラインがやや薄めで、ミドルアイアンになるとトップラインがやや分厚い。ミドルアイアンになるほど慣性モーメントが大きくなり、ミスへの許容範囲が広がる設計がなされる。

どの番手もソールは中空らしく幅広だが、見た目はそれほど幅広を感じない。ソール後方からバックフェースの下部の部分の色を濃くすることで、ソール幅が狭く見える配慮がなされている。たかが色と思うかも知れないが、ソールをツートンに色分けすることでシャープに見えるのだ。

バウンス角はそれほど大きくないが、ソールの頂点がヒール寄り。手前からヘッドを入れても、ダフりにくく仕上がっている。

薄肉フェースと超ストロングロフトの採用で飛距離性能を追求し、中空構造のメリットを生かした深低重心で、ボールの上がりやすさとミスに対する許容範囲を広げている。飛びの性能はどうなのか?弾道やミスへの許容範囲の広さについても、じっくりとテストしてみたい。

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キャロウェイ
発売日:2019/08/30 参考価格: 38,880円