マーク金井の試打インプレッション

オートマチックに直進性の高い弾道「グローブライド オノフ ドライバー 黒」

2019/09/24 05:00

構えてみると?

ヘッド形状はオーソドックスな丸型であるが、ヘッド後方は薄べったい

グローブライドのメインブランド「オノフ」は、対象ユーザーに合わせて2つのタイプをラインアップしているが、今回試打するのはアスリート向けの「オノフ ドライバー 黒」、通称“オノフ黒”だ。

前作から約2年ぶりのモデルチェンジとなるが、今回のモデルは「進化した飛びと、黒史上最大のやさしさ」をアピールしている。

ヘッド体積は460cc。クラウン部分のブラックはマット(つや消し)仕上げで、ソールはソリッドなブラック。色は同じであるが、仕上げを変えることで高級感をうまく演出している。

前作同様、ソールとクラウンのフェース側にはスリット(溝)が刻まれる。このスリットにより、インパクトでフェースが大きくたわみ、たわみの復元力を利用することでフェースの反発を上げている。

ヘッド形状はオーソドックスな丸型であるが、ヘッド後方は薄べったい。シャローバックにすることで投影面積を拡大し、深くて低い重心にしたい意図がうかがえる。

フェースの厚みは約54ミリ。フェース向きはスクエア。フェース面はバルジ(曲面度合い)が弱めで、ストレートな弾道をイメージしやすい。フェースにはスコアラインに加え、非常に細かいレーザーミーリング処理が施され、雨天でもスピンのばらつきを抑える効果を持たせている。

前作と異なるのがソール側で、トウ、ヒール、バックフェース寄りに重量が異なるネジ状のウェートが埋め込まれている。初期設定ではトウに4g、ヒールに7g、バックフェース寄りに2gが配されている。このウェートを入れ替えることで、重心距離や重心の深さを調整可能だ。

前作よりもやさしさとオートマチック感を打ち出した「オノフ ドライバー 黒」。弾道はどう変わったのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりとテストしてみたい。

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グローブライド
進化した飛びと黒史上最大のやさしさ
発売日:2019/08/31