マーク金井の試打インプレッション

トッププレーヤーが求める機能を凝縮「タイトリスト T100 アイアン」

2019/10/08 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。ヘッドが小ぶりでソール幅も狭め

タイトリストから新たなブランドとして登場したTシリーズアイアン。APシリーズからのリプレースモデルで、これまで同様、ヘッドは3種類ラインアップされている。今回試打するのは、ヘッドサイズが一番小ぶりで、ツアープレーヤーが求める性能を盛り込んでいる「T100 アイアン」だ。

ヘッドはマッスルバックアイアンくらいに小ぶりで、ソール幅も狭め。定規で測ってみると約18ミリ。ソールは丸みが強く、米国製アイアンにしてはバウンス角が小さめだ。

トップラインは薄く、顔立ちがシャープでエッジが効いた、タイトリストらしい形状だ。ストレートネックであるが、ヒール側にはわずかにポケットがあり、アドレスするとボールを包み込むイメージが出る。

バックフェースの形状はキャビティで凹凸があり、デコラティブに仕上げられている。シンプルさよりも、革新的な印象を与えたい意図がうかがえる。

ヘッドは軟鉄鍛造でシンプルに見えるが、前作の「718 AP2 アイアン」と同じく、トウ側とヒール側にタングステンウェートが埋め込まれている。重量をヘッド外側に多く配することで許容性と安定性の向上を狙っているのだろう。

タイトリストらしい洗練された顔つきと、革新的なバックフェースで登場した「T100 アイアン」。ブランドチェンジしたことで、どこがどう変わったのか?じっくりとテストしてみたい。

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タイトリスト
発売日:2019/08/30 参考価格: 129,600円