ユニークな形状で深重心、ボールが簡単に上がる「キャスコ UFO by パワートルネード」
2019/12/10 05:00
構えてみると?
ドルフィンウェッジに代表されるように、ユニークなモノ作りで定評があるキャスコ。ことし9月、またもや斬新なデザインで新たに発売されたのが、今回試打する「「キャスコ UFO by パワートルネード」だ。
ロフト角は15度から38度までの7種類がラインアップされており、ドライバーとウェッジの間をすべてカバーできるクラブ作りがなされている。
ヘッドはクラウン側がマット(つや消し)ブラックで、ソール側が光沢のあるブラック。フェースもブラックで、そのトウ側の上部にロフト角が表示されている。ソールは丸み感が強く、インパクト時の接地面積が少ない設計がされている。
アドレスするとまず目に入るのが、ヘッド後方のウイング。クラウン全体を見るとフェアウェイウッドの形状に近く、ウイング以外の膨らんだ部分だけを見るとユーティリティの形状に見え、払い打ちやダウンブローなど得意な打ち方で使うことができる。
ヘッドは中空構造であるがウイング部分はソリッドな中実構造。重量をヘッド後方に多く配することが可能となり、深重心を達成している。
加えて、このウイングは空気抵抗を軽減させる役割もあり、ウイング無しのクラブと比較すると、空気抵抗を3.9%減少させたとのこと。
ヘッドとシャフトは固定式で調整機能が省かれている。ネック部分をじっくり見ると、シャフト先端が太い。チップ径は11ミリあって、この太さは一般的なUTシャフトよりも2ミリくらい太くなっている。
ユニークなデザインに目を奪われるモデルだが、はたしてどんな弾道が出やすいのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりとテストしてみたい。