第4回セッティングの中で一本だけ飛距離が落ちる2009年11月24日
取材協力/PING Golf
- 1.クラブセッティングを拝見 はたして点数は?
- 2.プロが伝授!劇的な改善方法とは?
- 3.改善してみてわかったこと 総評
「nFLIGHT」は、PINGが独自開発したフィッティング用のシミュレーションソフト。弾道解析マシンから得られた計測データをもとに、画面上にボール軌道をリアルにグラフィック表示する機能を持つ。ライ角による左右の曲がりや、シャフトによる弾道の高低などもシュミレーションで比較でき、どんなクラブが自分に合っているのか一目瞭然になる。この「nFLIGHT」には、測定結果から自動で最適モデルやスペックを判断して表示する機能や、番手毎の飛距離差(ギャップ)を分析して、そのプレーヤーにとって理想的なクラブセッティング(モデルや番手)を表示する機能もある。
PING Golf主催の新商品フィッティング試打会、練習場イベントです。
フィッティングご希望のお客様は下記お問い合わせ先に事前にご予約をお願いいたします。
フィッティングは、フィッティング内容にもよりますが、おおよそ30分から1時間程かかります。
混雑する場合がありますので、誠に勝手ながら、予約の方優先とさせていただきます。
※問い合わせ先 ピンフィッティングスタジオ 03-5916-1892
藤井プロ: プロにとってPWは非常に大事。ご存じの通り、良いスコアを出すにはショートゲームが重要です。ですので、PWで飛距離が出ない原因を調べないといけません。メンタル的なことなのか、PWそのものに問題があるのかをフィッティングでチェックしましょう。気をつけたいのは、フィッティングでは、球筋やライン出しなど実際のラウンドを想像しながら打つということ。より現実に近い数値が導き出せるはずです。例えば、165ヤードのパー3でピンはグリーン右、そして無風という状況では、どのようにショットしますか?
癸生川プロ: 1ピン左を向いてストレートに、そしてミスをしても左には行かせないようにしますね。具体的には、クラブフェースを返さないようにしたり、それによって起こる飛距離ダウンを想定して番手を上げることもあります。
藤井プロ: フィッティングも、そういった想定の中で行うことが大切です。実際に試してみると、フェースの打球痕がややトゥ寄りについています。PW以外は真ん中についているのにです。これは、ライ角が合っていないことが原因とも考えられます。軟鉄鍛造アイアンは、何度も使用しているとライ角も変わってしまうもの。トゥ側で当てているので、今回はPWをややアップライトにしてみましょう。これで飛距離ダウンせず自分の距離が出せれば、自信が持てる完璧なセッティングになります。
癸生川プロ: 1年半も使っていたので、ライ角が変わってしまっていたのかも知れませんね。
藤井プロ: また癸生川プロは、弾道がやや低いですよね。これまで3番アイアンをお使いのようですが、コースなどによって3番アイアンの代わりになるハイブリッドを加えてみてはいかがでしょうか?飛距離も3番アイアンより出るので、番手間ギャップも一定しパーフェクトに近いセッティングになると思いますよ。
癸生川プロ: 是非、参考にしてみたいと思います。ありがとうございました。