第5回飛距離が出ずアイアンが右に飛んでしまいます2009年12月8日
取材協力/PING Golf
- 1.クラブセッティングを拝見 はたして点数は?
- 2.プロが伝授!劇的な改善方法とは?
- 3.改善してみてわかったこと 総評
「nFLIGHT」は、PINGが独自開発したフィッティング用のシミュレーションソフト。弾道解析マシンから得られた計測データをもとに、画面上にボール軌道をリアルにグラフィック表示する機能を持つ。ライ角による左右の曲がりや、シャフトによる弾道の高低などもシュミレーションで比較でき、どんなクラブが自分に合っているのか一目瞭然になる。この「nFLIGHT」には、測定結果から自動で最適モデルやスペックを判断して表示する機能や、番手毎の飛距離差(ギャップ)を分析して、そのプレーヤーにとって理想的なクラブセッティング(モデルや番手)を表示する機能もある。
PING Golf主催の新商品フィッティング試打会、練習場イベントです。
フィッティングご希望のお客様は下記お問い合わせ先に事前にご予約をお願いいたします。
フィッティングは、フィッティング内容にもよりますが、おおよそ30分から1時間程かかります。
混雑する場合がありますので、誠に勝手ながら、予約の方優先とさせていただきます。
※問い合わせ先 ピンフィッティングスタジオ 03-5916-1892
藤井プロ: 針谷さんは、かなりご自分に合っていないクラブを使われていたので、思い切ってほぼ全てのセッティングを変えていただくことにしました。
針谷さん:このセットは友人からいただいたのですが、ハイブリッドは真っ直ぐ飛ぶものの、とにかくアイアンの打球が右に行ってしまい、また飛距離も出ないのです。見た目は決して嫌いではないのですが・・・。
藤井プロ: まず、飛距離不足はボールが上がっていないことが原因。それなのに、ボールが上がりにくい3番ウッドを持っていても意味がありません。5番ウッド、7番ウッドに変えたのは、ボールを上げやすくすることが目的。また、フィッティングしたからといって、例えば、いきなり5番アイアンで180ヤード飛ぶようになるわけではないのです。20ヤード、30ヤードの飛距離アップを望むよりも、まずは、自分に合ったクラブを見つけましょう。
針谷さん:アイアンで右に行ってしまうのは、どうしたら改善されますか?
藤井プロ: 通常はロフトが寝ているアイアンよりも、ハイブリッドの方が右に飛ぶはず。アイアンがより右に曲がってしまうのは、ヘッドスピードがゆっくりなのにスチールシャフト装着のクラブを使っているからです。現在のヘッドスピード(37m/s)なら、レディス用のシャフトでも良いくらいなんです。合わないクラブで練習しても、スコアアップなどしませんよ。
針谷さん:これまで、コースではショートアイアンしか使っていないのが現状で、150ヤードくらいの距離ならフェアウェイウッドを短く持って軽く打っている状態でした。
藤井プロ: ゴルフを楽しいものにするためにも、フィッティングで番手間の飛距離のバラつきがないセッティングにすることが大事ですね。「コースでどのクラブを使っていいのか分からないという」という迷いもなくなるはずです。
針谷さん:今回のフィッティングで自分の力に合うセッティングになったので、これからはゴルフを楽しめそうです!