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テレサ・ルーの強さは“4本ウェッジ”にあり!

2015/10/23 09:00
やや小ぶりで操作性が良い「MACK DADDY 2 ウェッジ」

富士通レディースで完全優勝を遂げ、今季5勝目を上げたテレサ・ルー。現在賞金ランキング1位のイ・ボミに、勝数では横並ぶ位置につけた。

テレサ・ルーといえば、飛んで曲がらないショットが魅力。ショットを支えるのは契約先であるキャロウェイゴルフのクラブ。彼女のセッティングだが、特徴的なのはウェッジを4本入れていること。PWはAPEX PRO アイアン、ロフト角は46度。その他、MACK DADDY 2 ウェッジは50度、54度、58度と入れている。4本のロフトの差が4度ピッチとなっており、フルショットでも綺麗に飛距離の階段ができる設定となっているのだ。ショートゲームの大切さを分かっているセッティングといえる。

54度のウェッジは、意外と使い勝手が良い。彼女の飛距離ならフルショット90~100ヤード程度(一般のアマチュアゴルファーは60~80ヤード)の微妙な距離のショットになるだろうか。またグリーンまで距離のあるバンカーなど、意外とキャディバッグに入れておくと便利。そのため、3Wと20度のユーティリティの間が若干気になるが、何を優先するかしっかり考えて選んでいることが覗える。

ドライバーはX2 HOT PRO ドライバーを長く使用している。シーズン当初は、今期モデルのXR PRO ドライバーを使っていたが、すぐにX2 HOT PRO ドライバーに戻した。XR PRO ドライバーは浅く低い重心位置で飛距離性能は抜群だが、より重心が深いX2 HOT PRO ドライバーのほうが安定感は上といえる。

中古市場では手頃な価格で、ボールもつかまり、飛距離も期待できるX2 HOT ドライバーが人気。X2 HOT PRO ドライバーは、X2 HOT ドライバーのつかまりを抑え、更に飛距離を追求したモデル。価格も同じくらいなので、ヘッドスピードがあるフッカーはPROを選ぶとよいだろう。どちらもコストパフォーマンスの良い、おすすめ中古モデルだ。賞金も人気もボミちゃんにはまだまだ及ばないルーちゃんだが、しっかりしたプレーと気さくな人柄で、どちらも追いつける可能性を持った選手といえるだろう。