クラブ試打 三者三様

ヤマハ RMX 120を筒康博が試打「G410を意識した国産クラブ」

2020/02/06 05:00

ヤマハ「RMX 120 ドライバー」の評価は!?

“圧倒的な飛距離性能と高い安定性”をかかげ、世界レベルの飛びを生むために、ヤマハが最新テクノロジーを駆使して開発した「RMX」新シリーズ。上級者向け「RMX 120 ドライバー」、アベレージ向け「RMX 220 ドライバー」の2モデルが発売されたが、今回は「120」をピックアップ。ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。変幻自在に球を操るクラブフィッター・筒康博は、どのような評価を下すのか!?

「とにかく曲がらず飛ばせる」

―率直な印象は?
「いままでのヤマハの美しい顔、キュッと締まった精悍な顔立ちを踏襲しながら、曲がらずに飛ぶという寛容性を融合させていると思います。どのメーカーの、どのモデルからでも、移行しやすいドライバーといえます」

―「RMX 220 ドライバー」と比べてどう?
「どちらのモデルを選んでも、直進性は高いですし、打ち出し角も高く、スピン量は少ないです。『120』でも『220』でも性能面は区別なく、見た目から2種類を選べるシリーズといえそうです。もともと丸顔のドライバーを使っていたことで、『120』のほうが個人的には好きです。明日からでもすぐにコースで使える実戦的モデルといった感じです」

比較してみると220のほうがかなりソール面積が広い

―対抗馬となるモデルは?
「やはりピンの『G410』シリーズでしょうか。メーカー側も相当意識していると思うのですが、ただ、それでもヘッドの構造や打音、打感にこだわりを感じる部分は、やはりヤマハの特徴をしっかり出しているという印象を受けます。国産メーカーらしい、細かなこだわりは端々から感じられます」

ヤマハのこだわりが詰まっていると賞賛する筒

―細かなこだわり…?
「はい。高慣性モーメント(MOI)というくくりとしては、他のメーカーと同類かもしれません。ただ、音やフィーリングへのこだわりは、これまでヤマハが独自に積み上げてきたノウハウが詰め込まれている感じが伝わってきます」

反発力の高さはやはりウリのひとつだが…

―『テクノロジーごっこは終わりにしよう』という挑戦的メッセージについては?
「“飛び”を前面に打ち出したPRがされていますが、このモデルの一番のウリは飛距離を稼ぎながら曲がらないという点と、シャフトでカスタマイズできる点だと思っています。その結果として、“飛び”につながるということ。クラブの完成度としてはシリーズ最高レベルだと思いますので、その点ではしっかり特徴を踏まえて購入するべきだと思います」

ミスヒットしても曲がらない安定感を評価

―どのような人向き?
「一発の“飛び”ではなく、平均飛距離をいまよりもアップさせたい人向け。曲がらずに飛ばせるモデルですので、単に反発性能やHSを上げる性能面だけで判断せず、コンスタントに飛ばせて、スコアに直結する総合的なサポート力を重視してほしいと思います」

打感が満点!それ以外もすべて高得点【総合評価4.5点】

【飛距離】4.5
【打 感】5.0
【寛容性】4.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:10.5度
・使用シャフト:オリジナルカーボン TMX-420D/硬さS
・使用ボール:ロッテ葛西ゴルフの専用レンジボール(ツーピース)

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

■ 筒 康博 プロフィール

プロコーチ、クラフトマン、フィッターとしてプロアマ問わず8万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。江東区・インドアゴルフKz亀戸内「ユニバーサルゴルフ スタジオ」トッププロファイラーを務める。

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