クラブ試打 三者三様

本間XP-1を万振りマンが試打「747より加速しそうな顔」

2020/02/22 05:00

本間ゴルフ「ツアーワールド XP-1 ドライバー」の評価は!?

本間ゴルフのツアーモデル「ツアーワールド(TW)」シリーズから登場した、“高ミート率”を実現するモデル「ツアーワールド XP-1 ドライバー」をピックアップ。45.25インチという短めのシャフトとのマッチングにより、圧倒的なミート率をもたらすという。同シリーズ「TW747 460 ドライバー (以下747)」と比べながら、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?

「何かが足りない…」

―率直な印象は?
「HS50m/s台で思いきり叩いた割には、飛距離が物足りないように思いました。レンジボールということを加味しても、もうひと押し何かが足りないように感じます」

―何かが足りない…?
「はい。平均総距離 283.6ydだったのですが、振りにいった感覚では290yd以上は最低でも欲しいと思いました」

左が「XP-1」右が「747」。フォルムの違いに言及

―「747」と比べてどう?
「結果的には『747』のほうがバックスピン量が多かったのですが、印象としては『XP-1』のほうが、やさしく感じられました。芯を外した時もそれほど大きく左右に散らばらず、打ち出し方向が安定していたように感じます」

―構えやすさの違いは?
「『XP-1』も『747』もオーソドックスな形状をしているのですが、対比すると『XP-1』のほうがやや正三角形に近いフォルムをしています。丸みを帯びた『747』より、打ち出し方向にヘッドを加速していけるようなイメージがもてますね」

「XP-1」と「747」のヘッドを見比べる万振りマン

―対抗馬はどのモデル?
「ウーン、そうですねー。タイトリスト『TS1 ドライバー』と『TS2 ドライバー』の中間に位置するクラブといった感じですかね…(?)。つかまりが良く、狙った方向に真っすぐドーンと飛ばしていけるTSシリーズに似ているのですが、やさしさの度合いでは『TS1』よりはシビア、『TS2』よりやさしいといった感じがしました」

―どのような人向き?
「ボールの上げやすさや扱いやすさを考えると、幅広いユーザーに受け入れられるモデルだと思います。非力な女性ゴルファーには難しいとは思いますが、男性ゴルファーなら問題なく使いこなせると思います。アスリート派の人でも、シャフト次第でマッチする人は多いと思います」

構えやすさ4.5点… 【総合評価4.1点】

【飛距離】4.0
【打 感】4.0
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:10.5度
・使用シャフト:VIZARD 43/硬さS
・使用ボール:ロッテ葛西ゴルフの専用レンジボール(ツーピース)

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。

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