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ゼクシオ イレブン FWを万振りマンが試打「トップさせたほうが飛ぶ」

2020/03/28 05:00

ダンロップ「ゼクシオ イレブン フェアウェイウッド」の評価は!?

「ゼクシオ」シリーズ11代目のフェアウェイウッド(FW)は、ドライバーやアイアンと同じく、「ゼクシオ イレブン FW(以下イレブン)」「ゼクシオ エックス FW(以下エックス)」の2枚看板となっている。今回は歴代モデルを踏襲した“正統進化”と呼ばれる「イレブン」をピックアップ。兄弟モデル「エックス」と比較しながら、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?

「軽さがあって振りやすいけれど…」

―率直な印象は?
「全体的に軽さがあり、振っていて心地の良い感覚がありました。スイングしていて、とても振りやすさを感じるモデル。それでいて軽すぎるということはないので、しっかり飛ばせるかなと思ったのですが、何発かミスが出ちゃいましたね…(汗)」

―芯に当たった時はどう?
「スピン量が思っているより、多く入ってしまった印象はあります。感触ではかなり飛んでいる感じはあったのに、意外と数字が伸びないという時がありました。ただ、逆にトップ気味に当てた時は、高さを抑えられ、予想以上に飛距離を稼ぐことができました。3番ウッドで280yd飛ばせていれば、十分です」

芯をミートした時が251yd(左)、トップ気味が281yd(右)を記録

―純正シャフトがやわらかすぎ…?
「いいえ。純正のままでもフニャフニャしすぎるということはなかったので、しなり量の大きさを生かして、十分飛ばせるセッティングだと思います。硬いカスタムシャフトを入れてしまうと、スピンは抑えられるのですが、逆に左に引っかけるミスが怖くなるので。特にフェースが左を向いている感じがありましたので、純正のまま使ったほうが、ケガは少ないかと…」

―なぜケガが少ない?
「左に引っかけてしまう主な原因は、インパクトでフェースが被ってしまうことです。ややフックフェースの『イレブン』だと、スイング前から被ってしまうイメージが湧いてしまうため、なるべくシャフトではフェースが開くような動きをしてくれるモデルのほうが適しています。純正のしなり感を生かして、フェースは開いたままボールにヒットさせ、グイッと飛球方向に一瞬押し込んでからフォローがとれるような動きができるとベストです」

純正カーボンシャフトとの相性は◎と万振りマン

―「エックス」と比べてどう?
「大きさは変わらないと思うのですが(※サイズと形状は同じ)、『イレブン』のほうが投影面積が大きく見えて、構えている時の安心感があります。どんなにおかしなスイングをしても、どんなにヘッド軌道がブレても、ボールに当たってくれるという寛容性の高さを感じることができます。『エックス』も違いは投影面積のみだと思いますので、どちらが構えにくくて、どちらが構えやすいということはないです」

左が「イレブン」右が「エックス」。形状がまったく一緒なのが確認できる

―どのような人向き?
HS40m/s前後のアベレージゴルファーを対象にしていると思います。右へミスしてしまう人には、このつかまり顔が安心感を生みますし、スピンも入って、上に上に球を上げてくれます。スライスで悩んでいる人には、かなりやさしく感じられるFWだと思います。ただ、50m/s前後の人では、スピン量が抑えられず吹け上がってしまう分、飛距離はロスしてしまうのかなと…」

打感と操作性が3.5点… 【総合評価3.9点】

【飛距離】4.0
【打 感】3.5
【寛容性】4.0
【操作性】3.5
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:15度(3W)
・使用シャフト:ゼクシオ MP1100 カーボン/硬さS
・使用ボール:ロッテ葛西ゴルフの専用レンジボール(ツーピース)

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。

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