ATTAS DAAASを万振りマンが試打「300yd超はスペック次第」
USTマミヤ「ATTAS DAAAS」の評価は!?
USTマミヤの人気シリーズ12代目「ATTAS DAAAS」は、クセのない振り心地を維持しながら、手元しなりを追求したアッタス史上初の中元調子。手元側よりグリップ下付近を軟らかくしならせ、ダウンスイングの際に、自然とタメが作れる優れもの。そんな次世代の叩き系シャフトをヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?
「インパクトでガッと走る」
―率直な印象は?
「インパクトに向けて、ヘッドがガッと走ってくれるような、力強い印象を受けました。カテゴリーで分類するなら、走り系だと思います」
―他2人のテスターは走り系or粘り系で、意見が分かれましたが?
「確かにハッキリ分類できる特性ではない気はします。どちらかと言えば、切り返し以降のスピード感があり、HSを上げて打つことができるシャフトではないかと思いました。しなり戻りの印象が強かったので、走り系のイメージをもちましたが、粘る感覚がまったくなかったわけではないので、意見が分かれるのは頷けます」
―前作と比べてどう?
「10代目『The ATTAS』や、11代目『ATTAS JACK』より、飛距離に特化しているように感じます。特に『JACK』は弾道が高い印象が強かったですが、この『DAAAS』はしなり戻りが速く、ボールを強く弾いてくれていたので、弾道はやや抑えめに出る印象がありました」
―操作性で気になる点は?
「60g台の硬さS(6S)を試打したのですが、ちゃんと狙った球筋が出ていました。初速もいつも以上に出ていたので、すぐにコースで使いたくなるモデルだと感じました。ですが、実はドラコン仕様では、HSを上げるために軽いモデルを試していて、今回『ATTAS DAAAS』でも4SRで試打してみると、結果的に右に左に散らばってしまいました。タイミングがバチッと合った時は、300ydを超えるビッグドライブも出ていたので、軽めのモデルを選ぶ際はスペック選びが大事だということが言えると思います」
―相性の良いヘッドは?
「今回のピン『G425 MAX ドライバー』も良かったのですが、慣性モーメント重視の大型ヘッドより、もう少し操作性のある、軽めのヘッドで初速を出して振り回すことができれば、40g台でも実戦で使える気がします。次はテーラーメイド『SIM MAX ドライバー』のような軽い印象のヘッドと4SRとの組み合わせで、試打してみたいと思いました」
―どのような人向き?
「飛距離をいま以上に求めていて、HSがなかなか上がらないと悩んでいる人。飛距離特化した最新モデルを探しているなら、この『ATTAS DAAAS』は最適です。またパワーのある人でも、重いモデルではなく、40g台の軽いモデルを試して、もうひと伸びを求めても面白いと思います。タイミングが合う硬さを選ぶことが先決ですが…」
走り感が4.5点と高め【総合評価4.1点】
【走り感】4.5
【粘り感】3.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.0
【デザイン】4.0
・使用モデル:6(硬さS)、4(硬さSR)
・使用ヘッド:ピン G425 MAX ドライバー(ロフト角10.5度)
・使用ボール:市川サンライズゴルフセンター専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、市川サンライズゴルフセンター
■ 万振りマン プロフィール
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。