タイトリスト TSi3 ドライバーを西川みさとが試打「ハードだけど打てる」
タイトリスト「TSi3 ドライバー」の評価は!?
風に負けない強弾道で、操作性の高さが特徴のタイトリスト「TSi3 ドライバー」。ストレート、フェード、ドローの3カ所に重心を調整できる「シュアフィット CG トラック」が新しく設計され、打点に重心を近づけることで、理想の弾道を生む確率を高めたという。そんな緻密で革新的なモデルを、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。まずはHS40m/s未満の女子プロ・西川みさとが試打評価を行った。
「それほど難しさを感じない」
―率直な印象は?
「意外と打ててしまったというのが、正直な感想です。ヘッドは少し小ぶりで、見た目からはややハードな印象を受けるのですが、実際に打ってみると、それほど難しさを感じず、思い通りボールを運ぶことができました」
―見た目と性能は違う?
「そうですね。形状は丸みを帯びていて、どちらかと言えば昔っぽさを感じる、10~20年前のモデルに近いフォルムをしています。見た目だけの印象では、インパクトでパンチを入れて打つヒッタータイプ向き。私のような体全身の動きで振るスインガータイプには、少し難しい印象を受けます。ですが、実際打ってみると、スインガーでも難なく扱えることが分かるほど、やさしくボールを飛ばせる。HS30m/s台の私でも、やさしさを感じるタイトリスト『3シリーズ』であることが分かりました」
―やさしさを感じる…?
「はい。私が思うクラブのやさしさとは、ズバリ、ボールが上がりやすいかどうか。『TSi3』は十分高さを出せて、イメージ通りにボールを上げることができます。HSは速い人のほうがマッチすることは間違いないと言えますが、30m/s台でもやさしさを感じられる、ターゲット層の広がったモデルだと思いました」
―前作「TS3 ドライバー」と比べてどう?
「『TSi3』と『TS3』との大きな違いは、見た目からくる印象の差と言えます。『TS3』は、形状が全体的に角張っていて、やや重厚感を連想させます。これは単に形状の違いであり、実際に重く感じることではありません。丸みのあるヘッドのほうが、操作性を高く感じられ、扱いやすさにつながります。小ぶりなヘッドが好みの私にとっては、『TSi3』のほうが構えやすく感じられました」
―兄弟モデル「TSi2 ドライバー」と比べてどう?
「『TSi3』より『TSi2』のほうが、投影面積から受ける印象が大きく、よりやさしく感じられます。ただ、兄弟モデル2機種の差より、『TSi』シリーズと前作『TS』シリーズとの差のほうが明確で、やさしく進化した特徴のほうが、インパクトは大きいと言えます。両モデルとも、先ほど説明した形状の丸みが付いており、アドレスした際の力みが抑えられます。やはり角張った形状では、ある程度スピードを出さないと、ボールが上がらない気がして、無理をしようと力が入ってしまうので」
―どのような人向き?
「何回か打つ分には、私のHS(35~36m/s)でも問題ないと思いますが、一日を通した1ラウンドで使うと考えると、ある程度パワーがないと厳しいかもしれません。最低でも、HSは43m/s以上欲しいです。やさしさを感じられるモデルではありますが、実際に購入を考えると、アベレージヒッターとハードヒッターの間ぐらいのゴルファー向きだと思います」
適度なやさしさオール4【総合評価4.0点】
【飛距離】4.0
【打 感】4.0
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.0
・ロフト角:10度
・シャフト:TSP322 55(硬さSR)
・使用ボール:市川サンライズゴルフセンター専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、市川サンライズゴルフセンター
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