クラブ試打 三者三様

M グローレ ドライバー/ヘッドスピード別試打

2018/11/24 05:00

HS40台・筒康博「まさにグローレとMの中間」

―率直な感想は?
「まずはカーボンクラウンで白ヘッドを実現させたという点が、すごく評価できるポイントだと思います。白ヘッドはやはり大きく見えますし、軽く感じられるので、飛距離を稼ぐクラブとして多くの利点があると思います」

―大きく見える?
「はい。実際のヘッド体積以上に大きく見えます。見た目の安心感と、高級感あるデザインも手伝って、構えた時から良いショットがイメージできるヘッドに仕上がっています」

―ほかに大きな特徴は?
「純正シャフトの『スピーダー エボリューション TM』が、フレックス表示に対して決して硬いわけではないのですが、手元にある程度のしっかり感があります」

―手元にしっかり感?
「はい。ヘッドが軽く感じられる分振りすぎてしまっても、シャフトにしっかり感があるので、ある程度操作ができているのです。ヘッドがつかまえてくれながら、シャフトでイメージ通りの動きができる。ヘッドとシャフトの組み合わせがとても良いモデルだと言えますね」

―どのようなユーザーに合う?
「『グローレ』のターゲット層が、一個(レベルが)上がった感じがします。ただ重量は重くなっていないので、フレックスをきちんと選べば使いこなせる人は多いと思います。いままでの『グローレ』では物足りなかった人、『Mシリーズ』ではハードすぎた人。どちらも捉えられるバランスの良いドライバーに仕上がっていると思います」

※使用スペック/ロフト角:10.5度、フレックス:R(スピーダー エボリューション TM)

■ 筒康博(46)

変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。

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