スリクソン Z785 アイアン/ヘッドスピード別試打
筒康博「ソールの抜けにクセがなくなった」
―前作と比べてどう?
「『Z765』と比べて、『Z785』は色々操作できるようになったなー という印象です。前作『Z765』はフェードが打ちやすいモデルでしたが、『Z785』はフェードもドローもどちらも打ちやすく、色々操作できる印象を受けました」
―ほかには?
「ちょっとだけつかまりが良くなった印象です。フェースターンがしやすくなりました。しかも、スイートエリアも打感も変わらず、扱いやすさだけが増した印象を受けました」
―どこが違う?
「単一素材ですけど、操作性が変わったということは、ソールの頂点の影響かなと思います。ソールの抜けにクセがなくなった分、入射角とかパスアングルに関わらず、ボールにコンタクトしやすくなったという感じがしました」
―やさしさは?
「素材や大きさでやさしさを演出するのではなく、あくまでもソール形状のみで、扱いやすさを追求したヘッドではないかと思います。ユーザーのスイングの感性がそのままショットに出るというような素直なモデル。非力な私でも『ダイナミックゴールド DST』の S200が打てたので…」
―同シリーズ『Z585』と比べてどう?
「そうですね。『Z585』より上級者モデルではあるので、こういうクラブを使い続ければゴルフのレベルが上がりますし、練習意欲を高めてくれます。向上心を持てるクラブとして、私は『Z585』より高評価です」
■ 筒康博(46)
変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。