西川みさと「前作よりややシビア」

―前作と比べてどう？
「前作より難しくなっている印象です。上級者向けっぽさが増したように感じました」

―どういうところが？
「ちょっとだけつかまりが弱めのように感じるところです。見た目の印象も、前作『Z765』と比べてやや小さく見えます。少し難しく感じてしまうサイズ。前作のほうがやや大きく見えるのですが…」

―そこまで違う？
「うーん…何となく。スコアライン（フェース面の溝のライン）が前作より細く見えるからなのかもしれません。細く見える分、全体的に小さく見えますね」

Z785のほうがつかまり度がやや減

―見た目の印象がどのように影響？
「スイングしていて頑張って振りきらなければいけないと、焦ってしまう部分があります。HSが速ければ問題ないのですが、もう少し速く振らないと十分な飛距離を出すには難しいかなーと。私くらいのHSだとちょっとハードかなぁといった感覚です」

―同シリーズ『Z585』と比べてどう？
「新作『Z785』は前作『Z765』よりハードに感じたのですが、正直扱えきれないレベルではありませんでした。意外と打てちゃったなぁ…って感じ（笑）。ちなみに7シリーズの前作『Z765』が、新作の『Z585』に近いというのが、個人的な印象です。やさしさで言うと一番目が565、二番目が585＝765、最後に785という順ですかね…」

※使用スペック／7番(ロフト角:32度)、フレックス:S200(ダイナミックゴールド DST）

■ 西川みさと（41）

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。